非専門医を含む最寄りのかかりつけ医を必ず作り、血管炎症状以外の軽度の合併症への対応を依頼する。それとともに、血管炎の再燃時などには専門医のいる施設で対応するのが理想である。
EGPAは再燃を繰り返し、入退院を必要とする可能性が常にあるため、基本的な管理を行うのは病床がある病院となります。また免疫抑制剤の管理、多臓器の血管炎症状に対する対応を十分に行う場合は、ある程度の専門性のある病院で管理されていることが多いようです。しかし、そういった専門性の高い病院が必ずしも患者さんの最寄の病院とはならないことも多いため、かかりつけ医(非専門医でも可能)を作ることは必須です。血管炎症状でない感冒や胃腸炎など軽度の合併症に関しては患者さんの利便性も考え、かかりつけ医の先生にお願いし、血管炎の再燃あるいはその判断が難しいときは専門施設で対応するのが理想だと思います。地域によっては症例の勉強会などの開催も行い、疾患の認識を深める運動も必要かもしれません。