NHO相模原病院ではステロイド、免疫抑制剤投与後も多発単神経炎が十分に改善しないEGPA15症例に対しIVIG療法を行い、13症例で1週間後にMMT(徒手筋力テスト)の有意な改善を認めた。
ステロイド、免疫抑制剤投与を行っても末梢神経障害は十分に改善しない症例が多く、IVIG療法を併用することでステロイド、免疫抑制剤による治療以上の効果を上げることが期待できます。NHO相模原病院の診療成績ではステロイド、免疫抑制剤投与後も多発単神経炎が十分に改善しないEGPA15症例に対しIVIG療法を行い、13症例で1週間後にMMT(徒手筋力テスト)の有意な改善を認めています
13)(図A)。
【対象】: CS with/without CYC治療に抵抗性である末梢神経障害を有するEGPA15症例(米国リウマチ学会の分類基準による)
【投与方法】: CS with/without CYC併用下でIVIG 400mg/kg/日×5日間施行
【評価項目】: MRCスケールを用いたMMT:徒手筋力検査をIVIG治療完了翌日およびその後筋力が一定になるまで毎月
※安全性情報については
電子添文をご参照ください。