EGPA診療Q&A

[参考情報]IVIG投与後のステロイド維持量への影響

IVIG療法は多発単神経炎や心病変などの血管炎による臓器障害だけではなく、全身の免疫状態を改善することが明らかになっています。NHO相模原病院の臨床研究ではIVIGを投与した症例では、投与しなかった症例と比較して制御性T細胞が有意に増加し(IVIG投与群65.7±9.1%従来療法群59.9±8.9%、P=0.04、Mann-Whitney U test)、IVIG治療後も長期間制御性T細胞が増加することを確認しています14)(図D(a)(b))。また本研究では維持量としての経口ステロイド量がIVIG投与後に減少しました(図E)。

■試験概要(図D(a)(b)、図E、図F)
【対象】:IVIG投与群(従来療法*で改善が認められなかった重度の多発単神経炎または心機能不全を有するEGPA患者)22例、対照群(従来療法*により重度の血管炎症状が認められなかったEGPA患者)24例
【投与方法】:IVIG投与群(従来療法*と併用してIVIG400mg/kg/日×5日間投与)、対照群(従来療法*のみ
*従来療法:コルチコステロイド、免疫抑制剤または両方
【評価項目】:制御性T細胞(CD25+CD4+T細胞)の割合とCSの量
【有害事象】:重篤な有害事象はなく、IVIG治療を5日間継続できた。
※なお、安全性情報については添付文書をご参照ください。




14)Tsurikisawa N, et al: J Rheumatol 2012; 39(5): 1019-1025.
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